九州電力より、「«重要なお知らせ(再通知)»太陽光発電の出力制御に関するお手続きについて」という書面が送付されはじめました。
出力制御対応についての再通知ですが、対応しなかったらどうなるのでしょうか?通知の内容と合わせてご紹介します。

この記事では「太陽光発電の出力制御とは何か」については説明していません。以下の記事をご参照ください。

「«重要なお知らせ(再通知)»太陽光発電の出力制御に関するお手続きについて」が送付される対象

  • 2015年1月26日以降に九州電力に連系が承諾された設備
  • 九州電力管内にある容量10kW以上50kW未満の太陽光発電設備
  • 2017年5月に要請があった「出力制御機能付PCSへの切替えのご案内」で案内された「出力制御機能付PCS仕様確認依頼書」を提出(2017年8月末締切)していない方
※ご自身の設備が対象となるかどうか正確な情報は九州電力にご確認ください。
※手続きを行ったのに通知が届くなど、行き違いもありえます。その際は通知書類に記載されている事業所まで問い合わせください。

「«重要なお知らせ(再通知)»太陽光発電の出力制御に関するお手続きについて」内容

2017年5月に送付された「出力制御機能付PCSへの切替えのご案内」の再通知となります。

  • 「出力制御機能付PCS仕様確認依頼書」を速やかに提出してください
  • 2017年12月末までに「切替完了届」を提出してください

という内容となっています。

2017年5月に送付された内容は、以下の記事をご参照ください。
九州電力、低圧太陽光へも出力制御の案内を送付開始

出力制御対応をしなかったらどうなるか?

注意事項として「切替えに応じていただけない場合、太陽光連系に関する契約が解除となることがあります。契約解除となった場合、現在の買取条件(調達価格)が失われますのでご注意ください。」とあります。

現在は「接続契約を締結していること」が認定条件に含まれていますので、認定も無効になり買取条件も白紙になるということでしょう。
対象の設備には、

  • 32円(+税、平成26年度)
  • 29円(+税、平成27年4/1~6/30)
  • 27円(+税、平成27年度7/1〜)
  • 24円(+税、平成28年度)

の買取条件の方がおられますが、接続契約や認定のやり直しをしたとしたら、その年の買取単価になるということですね。
今年(平成29年度)の買取単価が21円(+税)ですので、それ以下の価格になることが必至と言えます。

本当に契約解除されるのか?

出力制御対応が先行する50kW以上の太陽光発電設備において、何度か督促をしたにも関わらず応じない発電事業者向けに、接続契約解除を前提とした警告が送られたそうです。低圧でもおそらく同様に進められると思われます。

特に「切替完了届」の提出期限は「平成29年(2017年)12月末厳守」と書かれているため、この期限が守られないと、より強い警告を受けるということになるのではないでしょうか。

来年度には実際の出力制御が行われるのでは、といわれています。
要請に応じて出力制御対応をした設備が制御され、対応しなかった設備が制御されない、といった「正直者が損をする」事態は九州電力としても避けたいと思われ、その前に対応しない設備を契約解除に、というのが流れになるのではないでしょうか。

まだ「出力制御機能付PCS仕様確認依頼書」を提出していない方は

本来の締め切りは過ぎてしまいましたが、「出力制御機能付PCS仕様確認依頼書」の提出準備を進めましょう。
発電事業者と太陽光販売会社の間で、太陽光発電設備に追加しなくてはいけない機器があるかどうかや、機器の選定の相談など、時間や手間がかかる場合があります。
すぐに契約解除となるとは考えにくいですが、このあと年内に「切替完了届」の提出もありますので、なるべく早く進める必要がありそうです。

参考書類

九州電力からの通知のサンプルは、
再生可能エネルギー発電事業者の皆さまへの重要なお知らせ
「再エネ出力制御」>「太陽光事業者さま(低圧10kW以上、指定ルール)に対する出力制御機能付PCSへの切替えのご案内(再周知)」をご覧ください。

「出力制御機能付PCS仕様確認依頼書」および「切替完了届」の書式は、
上記リンク先の「再エネ出力制御」>「太陽光事業者さま(低圧10kW以上、指定ルール)に対する出力制御機能付PCSへの切替えのご案内」>「(別添2)提出いただく書類(出力制御機能付PCS(仕様確認依頼書・切替完了届))(85KB)」からダウンロードできます。