経済産業省より、再生可能エネルギー発電設備の2016年3月までの認定・導入状況が公表されました。
太陽光発電の認定済み・未稼働の案件数の推移はどうなっているでしょうか。
公表されている情報からまとめてみました。
稼働している太陽光発電設備の容量別割合
運転開始している太陽光発電設備を容量別に見ると、10〜50kWの全量買取かつ低圧の設備の割合が多くなっています。
以下、10〜50kWの運転開始状況を細かく見ていきます。
10kW以上50kW未満の太陽光発電の運転開始状況
2015年度から、導入済み(運転開始済み)の割合が少しずつ増えていることが見て取れます。しかし、単月の運転開始件数は減少傾向です。
- 用語説明
- 認定済み未稼働:認定件数(新規認定分)から導入件数(新規認定分)を減算したもの
都道府県別未稼働案件の推移
10kW以上50kW未満の太陽光発電の認定済み・未稼働案件が、どの地域にどれくらい残っているか、2014年4月からの推移で見てみましょう。
グラフを見ると、東京電力、九州電力のエリアにおいて、多くの案件があることが分かります。
エリアによって数に開きがありますので、各エリアごとの推移もまとめます。
対象都道府県:北海道
対象都道府県:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県
対象都道府県:茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨
対象都道府県:富山、石川、福井
対象都道府県:長野、岐阜、静岡、愛知、三重
対象都道府県:滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
対象都道府県:広島県、山口県、島根県、鳥取県、岡山県
対象都道府県:徳島県 香川県 愛媛県 高知県
対象都道府県:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
対象都道府県:沖縄県
関東エリアでは今年3月末に多くの新規認定があったため未稼働案件も増加しました。
一方九州エリアでは、今年3月末に認定取消や辞退が多数発生したようで、未稼働案件も減少しています。
各都道府県ごとにまとめたグラフ「太陽光発電 設備導入件数【全量・50kW未満】」と、「太陽光発電 設備導入件数【全量・50kW未満】」も併せてご参考になさってください。
参考:
なっとく!再生可能エネルギー 固定価格買取制度 情報公表用ウェブサイト
太陽光発電 設備認定状況
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